2022年から作り始めた漢詩です。
・漢詩講座の課題テーマで作成した漢詩
・講座にて先生に添削して頂いた漢詩
・その他、折々に作った漢詩
| 詩題 | 作成 | 韻 | 詩（七言絶句） |
|---|---|---|---|
| 乙巳歲朝 | 2024年 12月 | 庚韻 | 除夜梵鐘餘韻淸 久聽浄洗俗寰情 初陽燦爛始迎處 閑逸委蛇心自平 除夜の梵鐘 余韻清し 久しく聽かば 浄く洗ふ俗寰の情 初陽 燦爛として 始めて迎ふ処 閑逸 委蛇として 心自ら平らかなり |
| 江上秋暝 | 2024年 12月 | 青韻 | 枯葦蕭森滿一汀 暮江水色正泠泠 長橋佇立望山處 楓絳楡黄如畫屛 枯葦 蕭森として 一汀に満つ 暮江 水色 正に泠々たり 長橋に佇立して 山を望む処 楓絳 楡黄 画屏の如し |
| 乙巳歲朝 | 2024年 12月 | 庚韻 | 除夜梵鐘餘韻淸 通宵遠聽讀經聲 初陽燦爛洗煩惱 白首委蛇心益平 除夜の梵鐘 余韻清し 通宵 遠く聴く 読経の声を 初陽 燦爛として 煩悩を洗ふ 白首 委蛇として 心益平らかなり |
| 江上秋暝 | 2024年 12月 | 青韻 | 秋色蕭森滿一汀 暮涼空水正泠泠 長橋佇立望遙嶺 霞彩影中如畫屛 秋色 蕭森として 一汀に満つ 暮涼 空水 正に泠々たり 長橋に佇立して 遥嶺を望む 霞彩 影中 画屏の如し |
| 金港黃昏 | 2024年 11月 | 尤韻 | 颯颯金風渡海頭 桂花香處立高丘 昔觀朝旭抱雄志 今望夕陽含老愁 颯々たる金風 海頭渡る 桂花香る處 高丘に立つ 昔 朝旭を観て 雄志を抱く 今 夕陽を望みて 老愁を含む |
| 古園秋蝶 | 2024年 11月 | 灰韻 | 秋花熳爛蝶飛回 栩栩舞風眞快哉 笑語喧嘩遊客到 莊周夢斷坐平臺 秋花 熳爛として 蝶飛ぶ回る 栩栩として風に舞ひ 真に快き哉 笑語 喧嘩にして 遊客到る 荘周の夢断ちて 平臺に坐す |
| 金港黃昏 | 2024年 11月 | 尤韻 | 颯颯金風渡海頭 幾時閑步上高丘 昔觀日出抱雄志 今望夕陽含老愁 颯々たる金風 海頭渡る 幾時か閑歩して 高丘に上る 昔 日出るを観て 雄志を抱く 今 夕陽を望みて 老愁を含む |
| 古園秋蝶 | 2024年 11月 | 灰韻 | 秋花熳爛蝶飛回 相看一心眞快哉 笑語喧俄遊客到 莊周夢斷自徘徊 秋花 熳爛として 蝶飛ぶ回る 相ひ看て心を一にして 真に快き哉 笑語 喧しく俄かに 遊客到る 荘周の夢断ちて 自ら徘徊す |
| 甲辰歳旦 | 2023年 12月 | 庚韻 | 日映玉江水更清 玲瓏富嶽瑞雲横 洞中神龍出飛躍 膏雨滂沱浥萬生 |
| 甲辰歳旦 | 2023年 12月 | 庚韻 | 旭日玉江水更清 遥遥富嶽瑞雲横 洞中神龍出飛躍 願洗戦塵安萬生 |
| 寒庭落葉 | 2023年 12月 | 先韻 | 聖堂楷樹聳青天 黄葉頻飛満四邊 夫子不關斜日裏 温容莞爾杏檀前 |
| 寒庭落葉 | 2023年 12月 | 先韻 | 聖堂楷樹聳青天 黄葉蕭森満眼前 捲地風来夫子像 空庭古色独恬然 |
| 途上感秋 | 2023年 11月 | 支韻 | 学堂小径軟風吹 鴨脚葉黄揺落時 處處停筇收白果 群童不管儘娯嬉 |
| 途上感秋 | 2023年 11月 | 支韻 | 学堂小径軟風吹 鴨脚葉黄揺落時 童子踏遊清響起 師収白果共娯嬉 |
| 壽慈母 米寿 | 2023年 11月 | 尤韻 | 波聲遠響海邊楼 瑞靄満堂倶宴遊 健啖猶歡鮮鱠飯 稱杯獻壽祝千秋 |
| 海郷喫鱠 | 2023年 11月 | 尤韻 | 波聲遠響海邊楼 賀母誕辰倶宴遊 八十八齢猶健啖 挙杯喫鱠祝千秋 |
| 湘南秋月 | 2023年 10月 | 侵韻 | 中宵湘海気蕭森 嫋嫋涼風渡水潯 孤客徘徊月明裏 金波萬里忘歸心 |
| 湘南秋月 | 2023年 10月 | 侵韻 | 中宵湘海気蕭森 嫋嫋涼風渡水潯 孤客徘徊愈空寂 皎然秋月照歸心 |
| 秋分展墓 | 2023年 10月 | 侵韻 | 西風䔥瑟古禅林 掃墓暫時沾素襟 日暮寒蛩何處響 啾啾恰似讀経音 |
| 秋分展墓 | 2023年 10月 | 侵韻 | 好風颯颯古禅林 掃墓忽聞鐘磬音 日暮寒蛩何處響 秋聲清越去来今 |
| 賀朋友 得孫 | 2022年 10月 | 歌韻 | 壬寅重九瑞煙多 朋友抱孫歓若何 共挙賀杯祈福寿 秋高唱起誕辰歌 |
| 本門寺 晩秋 | 2022年 10月 | 麻韻 | 石磴向天秋色嘉 五層仏塔絶喧嘩 且行復息日将夕 遥望芙蓉映暮霞 |
| 九日展墓 | 2022年 10月 | 陽韻 | 仏塔凌空磴道長 悠然富岳映晨光 墓前刈草添秋菊 花気安心俗慮忘 |
| 九日本門 寺登高 | 2022年 10月 | 陽韻 | 仏塔凌空磴道長 悠然富岳映晨光 且停掃墓添秋菊 欲去逍遥俗慮忘 |